セイコガニとは、ズワイガニのメスのことです。
「せこがに」「こっぺがに」「香箱(こうばこ)」と地域によって呼び方が変わります。
小浜では「セイコガニ」と呼ぶことが多く、解禁になれば必ず食べる地元が愛する味です。
大きさは、オスのズワイガニと比べるとかなり小さく甲羅の大きさは、10cm程度。
脚も細いので少ししかありません。
それならオスのズワイガニの方が、脚も大きく太いし、味噌もたくさん入っているのでオスでいいんじゃない?と思いますが、オスのカニでは味わうことの出来ないものがあります。
それが「内子」「外子」です。
内子とは、甲羅の中にある赤い身のこと。この内子には深いコクが感じられます。
外子は、プチプチとはじける食感。そして、カニ味噌。
小さな甲羅の中にこれだけの美味が詰まっています。
濃厚な旨みのこのとりあわせはきっと病みつきになりますよ。
福井県で水揚げされる越前ガニの解禁は毎年11月6日ですがセイコガニの漁期間はわずか2か月。これは資源保護のため漁期が短くなっています。
2か月間しか味わえない貴重なセイコガニ、是非一度お召し上がりください。