「甘鯛(アマダイ)」は、その名が示す通り、身に甘みがあることからその名で呼ばれ、甘みのある白身は昔から美味とされてきました。
国内で主に食用となるアマダイは、アカアマダイ・キアマダイ・シロアマダイの3種類があります。
見た目の色から呼び名が変わり、一般的にはアマダイと言えば「アカアマダイ」のことを指します。
シロアマダイが最も味が良く高級で、次にアカアマダイ、そしてキアマダイの順とされ、その身質から、シロアマダイは西京漬けに、アカアマダイの鮮度の良いものは刺身に、キアマダイは干し物にされることが多いようです。
また、アカアマダイは、福井県や京都府など、関西の一部の県においては「ぐじ」と呼ばれており、高級食材「若狭ぐじ」として広く知られています。