秋の代名詞「さんま」。
脂ののった身はもちろん、わた(内臓)のほろ苦い味も人気です。
漢字だと、「秋の月夜に照らされたさんまは刀のように美しい」という意味で「秋刀魚」と書きます。
他に「秋光魚」「西刀魚」「三馬」という漢字が用いられることもあります。
実は、「秋刀魚」という漢字が使われるようになったのは明治以降のこと。
江戸時代にはよく「三馬」の字が当てられました。
優れた栄養源であるさんまを食べると、三馬力ぐらい力がつくということを表現したものです。
また、その栄養価の高さから、昔から「さんまが出るとあんまがひっこむ」などと言われたそうです。
これは、脂ののったたんぱく質豊富なさんまを食べることにより、体のだるさが解消され食欲が増し、あんまの世話にならずにすむという意味なのです。
食欲がない時、体調がすぐれない時は、今が旬の「さんま」を献立に取り入れてみるのもいいかもしれませんね♪