日本人なら大抵の人は食べるお茶漬け。
ご飯に日本茶をかけるものに限らず、白湯や冷水、スープや出汁をかけた料理も「お茶漬け」と呼びます。
江戸時代の中期頃からは、お茶漬けに具を乗せるのが広まったと言われています。
具は、梅干、漬物、佃煮や刺身などを各自好みのものを用意したようです。
小鯛やいろいろなささ漬をトッピングした海鮮出汁茶漬は、なかなかの御馳走ですよ。
この時期、食欲が落ちた時などにいかがですか?
「宇治拾遺物語」に、「三条中納言水飯の事」という話があります。
肥満に悩む貴族・三条中納言が医師に減量の方法を尋ねたところ、湯漬けと水飯を食べて食事量を制限する方法を勧められます。
しかし、鮎の熟れ鮨や、ウリの干物で水飯を食べたところ、あまりの美味さに食べ過ぎて余計に太ってしまったというお話・・・・。
今も昔も、食べ過ぎには要注意ですね。