カラスカレイは、「烏鰈」と書き、文字通り全体的に黒っぽい色の魚です。
通常のカレイのように、白黒がありません。
体長は1メートルほどで、北海道では「ギンガレイ」、ほかの地域でも「エゾカラスガレイ」や「フユガレイ」などと呼ばれることがあります。ロシアやカナダなどからの冷凍輸入ものが大半なので、一年中スーパーで見かけます。そのため、あまり旬は気にせずに頂けます。
カレイは淡白な魚なのですが、カラスガレイは「銀だら」や「メロ(銀むつ)」と同じくらいに脂がある魚です。そのため、身が柔らかく、煮付けやフライ、干物に向いています。
若狭小浜の郷土食、「醤油干し」に仕立てたものは特におすすめです。
焼き立てホクホクの身には、しっかりと脂がのっています。
コクがあってジューシー。弱火でじっくりと焼いてくださいね。