皆様、ひしおってご存知でしょうか?
「醤」と書いて「ひしお」と読むのですが、日本に古来から存在した調味料であり、食材を塩漬けにして出た液体のことを「ひしお」と呼んでいたと言われています。
味噌や醤油などの発酵食品の原型とも言われていて、「熱を加えると、味噌のような味」「熱を加えなければ、醤油のような味」になるそうです。
ひしおには、肉醤(ししびしお)、魚醤(うおびしお)、草醤(くさびしお)、穀醤(こくびしお)の4種類があります。
肉醤は、肉の身と内臓を別々にして塩漬けにし、内臓から出た液体にさらに身を漬けこんで保存したもの。
魚醤は、魚介類を塩漬けにしたものから出た液体のこと。
草醤は、野菜を塩漬けにして、浸透圧で出た液体のこと。
穀醤は、現在の醤油や味噌となるものです。
そんなひしおの使い方は、炒め物にさっと入れたり、汁物に入れたり、卵かけご飯のお醤油がわりにしたりと、とっても簡単。
お料理に困ったときの強い味方ですね♪