深海からやってくる春の使者『ほたるいか』。
名前の通り蛍のように光る、多くの謎につつまれた神秘的な生き物です。
その光は陸上のホタルとは比較にならないほど強く、16m離れていても新聞が読めるとも言われています。
春になると産卵のため富山湾の岸近くまで集まってくるのですが、漁で見られる群れをなしたほたるいかが海面に放つ光は、キラキラと美しいものです。
さて、そんなほたるいかですがなぜ光るのかというと、『発光器』というものを「両腕の先に各3個ずつ」、「目の周りに縦に並んで5個ずつ」、「全身に1000個程度」持っているからだそう。
そして、ほたるいかが身の危険を感じたり興奮したりした時に身体を光らせるとされています。